
NOT A HOTEL YUGAWARA
YUAMI
Expertise
Business Development
Project Management
Design
Brand Direction
CG Visualization
Engineering Management
Life Cycle Management
Hotel Management
奥湯河原の渓谷沿いに計画された一棟。敷地は地名の由来ともなった藤木川に沿う、三段に連なる傾斜地である。コンセプトは「最上級の湯浴み体験」。三枚の大屋根を折り重ねるように架けることで既存のレベル差を一体的に内包し、ワイドスパンのリビング&ダイニングでは、柱のない開口が渓谷のパノラマを引き込む。テラスの露天風呂、洞窟のような岩風呂、庭の先の野天風呂——各ベッドルームに付帯するものを含め、計7つの湯を敷地内にめぐらせた。湯河原の土地性に着想した石貼りの床、なぐり加工の木、杉板型枠コンクリートの外壁。絵巻物のように水平に展開する風景のなかで、「お湯に浸かる」という行為が純度の高い体験へと昇華する。
Member
Collaborators
設計株式会社club Mai architects
構造・設備設計小野寺構造設計事務所/株式会社田中事務所
照明nosight
ランドスケープSOLSO
施工東武建設株式会社
CGビジュアライザーNOT A HOTEL ARCHITECTS








Spec
建物名称
NOT A HOTEL YUGAWARA YUAMI
所在地
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上字城ヶ尾 784番16,784番24,784番29,784番32
竣工年
2028/4
設計期間
2025/4~2026/3
施工期間
16 months
敷地面積
1,354㎡
建築面積
494.36㎡
延床面積
806.52㎡






















Kei Shiho
Architect
敷地を訪れた時、まるで森のなかに入ったような自然の魅力に包まれました。段瀑の音、しっとりと苔むした石、湿度をふくんだ空気。ここで必要なのは過剰な設計ではなく、自然をそのまま受け取るための器だと考えました。
三段の傾斜地には三枚の屋根を折り重ね、もとのレベル差を活かしながら空間を連続させています。リビングからベッドルーム、さらに庭へと歩を進めるにつれて視点が移り、同じ渓谷が部屋ごとに異なる表情を見せてくれます。
水面を思わせるスレートタイルやなぐり加工のフローリングを用い、足裏からもこの場所を感じていただくことで、奥湯河原の自然のなかでゆっくり呼吸しながら、この地で続いてきた""お湯に浸かる""というシンプルな行為を、できるだけ純度の高い体験として味わっていただきたいです。
Tsuyoshi Uechi
Senior Project Manager
敷地は奥湯河原の自然に没頭出来る環境だと感じています。季節によって移ろう木々の表情、藤木川の心地よいせせらぎ、しっとりと濡れた土や緑の豊かな香り。そうした土地のもつ力を建築を通して体験として届けることを目指しました。
普段、都市で忙しくしている人が、素の自分になって、裸になって、自然に直に触れる。それは、ある種の原体験として、ずっとこの地で続けられてきたことだと思います。心身を整え、リフレッシュして、また日常に戻っていく。そうした体験ができる場所として、過ごしていただけたらと思っています。